鳥葬

type:poem

 

ワタシを造る肉という肉が



汚らしく漫然とついばまれ



暗い胃袋の底へ押しやられる



誰かを満たすことは好かず



自分が一番愛しかったのに







風雨の中で取り残された骨が



空に近い塔から下ろされる



青き美空はワタシから遠ざかり



腐った大地へ誰かと棄てられる







もはやワタシを造るモノは無く



誰も見向きもしない場所へ埋められ



底へ堕ちて大地へ溶け消える



そして苦い恨みだけが蟠った





最終更新日 2006/05/05
三    言 原文は2004年3月頃にどこかで投稿した一遍の詩です。
        命は次の命へと繋がるらしいけど、心は決して次へ繋がらない。
        そんなことを考えながら綴った詩ですが、結構お気に入りです。