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僕から見て、この世界は綺麗で脆い。
生まれ育った世界を悪く言うつもりはないけど、
もっと別の世界を見て見たいと僕は思うんだ。
ある日、この世界に旅人が訪れた。
それは、トウヨウオウカ以来の旅人で、彼の子ども達だという話だった。
詳しく話す機会はなかったけれど、外にある世界には色々な形があるのだなと思えた。
またある時、竜の首と人の体を持つ不思議な旅人が訪れた。
彼らはアークと呼ばれる世界からやってきたと言った。
僕達闇の竜の住処を宿とした彼らに、僕は彼らの世界の話をよく聞いた。
この世界とは全く違う世界に僕は興奮し、憧れた。
外へ行きたい。
昔、風の長老竜だったヴィントという竜が、外の世界へ恋したように。
僕も外の世界を強く思うようになっていた。
そして――
僕は旅立った。
二匹の子どもを生み、片方に闇の竜の長老竜の役目を与えた。
もう片方には闇の竜がいずれ絶えても誰かを憎んではいけないのだと教えた。
自分に課せられたこの世界での役目を終えた僕は、
アークからやって来たと言っていたヴォルフという狼の顔をした人を頼り渡ることにした。
もう、この世界へ戻ることはないと知りながら、それでも旅立つことにした。
きっとジェラーニヤが闇の竜の住処を去った朝はこういう気持ちだったのだろうと、
なんとなしに思った。
最終更新日 2007/01/13
感 想 トウヨウオウカこと刀耀凰火さんとその子ども達は、 鳳鳥剣龍さんのキャラクターです。 実際、後日談2の後の訪問記を描いてもらいました。 また、ヴォルフさんはレーネ・ヴォルフェルトさんのキャラクターです。 こちらも、後日談の後の訪問記を書いてもらいました。 が、どちらもデータ失くしちゃって再録不能……。 人生ってのは世知辛いです。
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